近藤メンバーの過去原稿 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2004-08-15

サブカル雑想/管轄は碑文谷。――推定少女の「予言」 サブカル雑想/管轄は碑文谷。――推定少女の「予言」 - 近藤メンバーの過去原稿 を含むブックマーク はてなブックマーク - サブカル雑想/管轄は碑文谷。――推定少女の「予言」 - 近藤メンバーの過去原稿 サブカル雑想/管轄は碑文谷。――推定少女の「予言」 - 近藤メンバーの過去原稿 のブックマークコメント

 不吉なことに気がついてしまった。今年(2004年)3月に目黒区碑文谷で当時現職の同区長だった薬師寺克一が縊死しているが、ここは現場の地名の示すとおり警視庁碑文谷署の管轄である。で、この管轄内ではその後も、4月に作家の鷺沢萠が、6月には脚本家の野沢尚が……という具合に著名人の自殺が立て続けに起こっているのだ。それに加えて7月に入ると、自殺ではないが、俳優の根津甚八が人身事故を起こすという事件も発生している。いくら作家や芸能人などが多く住む地域とはいえ、こうも立て続けに著名人がらみの事件が起こると、何かあるのだろうかと思わず勘ぐりたくなってしまう。

 ところでわたしが「碑文谷」という地名に反応したのにはちょっとした理由がある。それというのも、以前より、女の子2人組のユニット・推定少女の「エッジな気分」という曲に出てくる《メジャー? 公団はパニック 写真貼ってよ 管轄は碑文谷》という歌詞がずっと印象に残っていたからだ。ついでにいえば、この歌詞のすぐあとに来るフレーズは《特徴はくるぶしよ にせタトゥー》というもので、同曲が発表(シングル「聖母主義」のカップリング曲として2002年12月にリリース)されたのち、推定少女が例のロシアのお騒がせ少女二人組t.A.T.u.のいわば「日本版」―つまり文字通り「にせタトゥー」として注目を浴びた時、わたしは即座にこのフレーズを思い出したものだ(ただしこの曲が発表された当時はまだ推定少女t.A.T.u.を彷彿させる制服姿ではなかったが)。

 そう考えると、「にせタトゥー」といい、「管轄は碑文谷」といい、くだんの推定少女の歌は予言の歌にも思えてくる。一見意味不明な歌詞も、どこか予言書めいているし……。とすれば、次は「公団はパニック」というフレーズあたりがくさい。果たしてこのフレーズが現実のものになるとしたら、何が起こるのだろう? あ、民営化を目前に控えた道路公団で何かパニックが起こるとか!?

 (初出 『サブカル評論』第6号、2004年8月)