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『文藝』

『文藝』

【ぶんげい】①マンガやアニメ、ロックなど他ジャンルに押され、その社会的存在意義がほとんどなくなってしまった現在、文学こそが真のサブカルチャーになってしまったともいえるだろう。その意味では、文芸誌は現在唯一のサブカルチャー雑誌なのである。②江藤淳は70年代後半以降、「文学のサブカルチャー化」をことあるごとに指摘していたが、彼が長年同誌主催の新人賞「文藝賞」の選考委員を務めた『文藝』が、90年代半ばあたりから急速に(世間一般的にいわれる)サブカル路線に転進したのはある意味当然だったともいえよう。③さらにつけ加えるなら、先ごろ亡くなったかつての『文藝』の名編集長・坂本一亀が、坂本龍一の父親であるということも、日本のサブカル史においてはけっこう重要なことなのかもしれない。

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