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『KING』

『KING』

【きんぐ】①雑誌界のこぶ平。その心は、「継いだ名前が大きすぎる」。②そもそも『キング』とは、日本で初めて100万部を達成した講談社(当時は大日本雄弁会講談社)の国民大衆雑誌の誌名であり、大正から昭和初期にかけての大衆文化の象徴として教科書でもとりあげられている。それがどういうわけか、2006年に若い男性向けに創刊された雑誌名として復活したのには、さすがに驚いた。それは、林家こぶ平が落語界の大名跡である正蔵を継いだという事実に匹敵しうる「衝撃」であった。③しかし考えてみれば、ある種の雑誌について、「前の編集長の頃のは面白かったけど、いまはねえ……」と通ぶって語ることは、噺家や歌舞伎役者について、「先代はよかったけど、いまのはいまいちだねえ」などと、やはり通と呼ばれる人たちがぼやくのとよく似ているような気がする。

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