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みなもと太郎

みなもと太郎

【みなもと-たろう】①後年夏目房之介の十八番となった、模写によるマンガ評論の先駆者的存在。その評論集『お楽しみはこれもなのじゃ』は、パロディされた側の和田誠も認めざるを得なかったほどの快作。②手塚治虫のスター・システムを意図的にねじまげた方法により流用し、いつも作品に出てくるキャラクターの顔がほとんど同じという画期的ギャグマンガを70年代中期より連発。代表作『どろぼうちゃん』『こちらダイヤル100交番』。③泰西古典文学や時代小説を大胆な省略と解説、更にギャグ化により短縮してマンガ化する天才。その技術は、現在『コミック乱』に連載中の幕末大河歴史ギャグマンガ『風雲児たち』に見事に集約されている。この分野での代表作には『ハムレット』『レ・ミゼラブル』『冗談新撰組』『姿三四郎』などなど。④近年「みにゃもと」なるサークルを立ち上げコミケに進出。旧作の復刊や日常を描いた新作漫画など積極的に毎回100ページに喃喃とする新刊を出し続ける体力はプロ作家としては正に超人的。⑤後年、鳥山明江口寿史などに踏襲された、ギャグマンガのキャラが突然シリアスなタッチになるというギャグパターンは、この人の出世作である『ホモホモセブン』が元祖。

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