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坂本一亀

坂本一亀

【さかもと-かずき】①河出書房の名編集者として、三島由紀夫の『仮面の告白』、野間宏の『青年の環』、高橋和己の『悲の器』、小田実の『何でも見てやろう』などを世に送り出す。②四ッ谷の喫茶店「ランボオ」でまだ若き大蔵官僚だった三島から坂本が『仮面の告白』の原稿を受け取る様子を、たまたま店にいた武田泰淳が目撃していたとか(ついでにいえばその店にはのちに武田の妻となる鈴木百合子が働いていた)。何やら都市伝説めいた話である。③一人息子の坂本龍一YMO時代に赤い人民服を着たことに対して、「おれはこんなことをさせるために、おまえに音楽を習わせてきたんじゃない」と怒ったらしい。④そういえば日本未公開の映画『Mishima』(レナード・シュレーダー監督)では坂本龍一三島由紀夫を演じる予定もあったんだよね(結局、緒形拳が演じることになったが)。それを考えると何やら因縁深い。⑤戦時中、学徒動員の壮行会に出席しなかった反骨の人。⑥持ち込み原稿を鼻毛を抜きながら膨大な量を読んでたという。

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