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森樊須

森樊須

【もり-はんす】①2007年9月21日 ②応用動物学者、北海道大名誉教授 ③79歳 ④森鷗外の長男で解剖学者だった森於菟(おと)の四男。2007年8月31日に亡くなった解剖学者の森富は兄。/農業害虫の駆除に化学農薬ではなく天敵を利用する「生物的防除」の研究に尽力。野菜や果物の害虫であるハダニに天敵のダニを用いる「生物農薬」の実用化にめどをつけた。/作家・谷村志穂の大学時代の指導教官。北大農学部で学んでいた谷村は、大学院に進み動物の研究を続けるつもりでいたが、森に「谷村さん、あなたは科学者には向いていないと思います。あなたの論文は面白いけれど、論文が面白いのは科学者に向いていることではありません。本来、実証すべき事実の積み重ねをすっとばして文章の力で表現しようとしてしまう。それは決定的に科学者には向いていない資質なので諦めてください」「あなたどうせだったら作家にでもなったらどうですか」と言われ、研究の道を断念。その後、谷村が作家となり最初の本を出したとき、森はすぐに祝福に駆けつけ、彼女にモンブランの万年筆と森家に代々伝わる鷗外全集全巻を贈ったという(参照)。

 凡例:①命日②肩書③享年④雑感・トリビアetc.

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